- 面接官
- 「趣味は何ですか?」
- 私
- 「登山です」
- 面接官
- 「誰とどのように楽しんでいますか?」
- 私
- 「一度友人と高尾山に登りました」
- 面接官
- 「それは趣味と言えますか?」
- 私
- 「……」
ぼくは中国からの留学生です。
塾に入った頃、ぼくの履歴書の内容はばらばらでした。
日本の大学に入ってから勉強は頑張ったつもりですが、これといった趣味も特技もアルバイト経験もなかったぼくには、何も「売り」がありませんでした。何か答えても次の質問で詰まってしまうのです。
この塾では、小さな頃からのぼくのことを細かく聞き出し、日本へ来てその会社の面接の椅子に座るまでのストーリーを考えてくれたのです。
- 面接官
- 「頑張ったことは何ですか?」
- 私
- 「はい、公認会計士を目指して2年間猛勉強したことです」
- 面接官
- 「なぜ2年間で諦めたのですか?」
- 私
- 「はい、私は母が日本人の父と結婚したのをきっかけに留学したのですが、公認会計士を目指していたわけではありません。しかし、日本で学ぶ以上は、学部と関連する資格で一番難関といわれているものに挑戦しようと決めて来日しました。それと、期限を決めずにだらだらやるのは嫌いなので、2年間集中して取り組むことにしたのです。合格は叶いませんでしたが、日本語・大学の授業・資格と、勉強だけに集中した経験は一生の財産だと考えています」
何ごとにも自信が持てなかったぼくに「なりたい自分が本当の自分だ」と勇気をもらえたお陰で、自分でも信じられないような企業から内定をいただけたのです。あなたも自分では気がつかないストーリーを、ぜひこの塾で見つけてください。