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キャリアセンターを制する者は就活を制す?!

キャリアセンターを活用しよう!

大学のキャリアセンター(就職課)を活用していますか?
「まずは就職情報サイトに登録しないと」
「外で情報収集するためにスマホの準備も大切だよね」
「ソーシャルメディアを活用するためにSNSを始めなきゃ……」
などと、各種マスメディアで報道される“就職活動の流行”に合わせることに夢中で、足下が見えなくなってはいないでしょうか。
就職活動におけるキャリアセンターは就職活動の足場となる存在です。
本コラムでは、キャリアセンターの魅力と活用法について説明していきます。

キャリアセンターは就職情報の宝庫

就職サポートを専門とするキャリアセンターは就職関連の情報の宝庫。
就職や公務員採用試験に関係する書籍・雑誌類や新聞などの、本格的な就職活動を始める前の準備に役立つ資料や、過去の求人票ファイル、先輩の活動体験記などが閲覧できることが多いので、早い時期から積極的に利用していくとよいでしょう。

また、大学によっては在学生専用の就職活動支援システムを用意していることもあり、一般の就職情報サイトでは得られない求人情報や企業情報を得られる場合があります。合わせて活用していくことをおすすめします。
OB・OGの情報を数多く揃えていることもキャリアセンターの魅力です。
OB・OG訪問は就職活動の中でも重要な意味を持つ活動ですが、人脈不足からなかなかアポ(訪問の約束)が取れない、といったことも多いようです。そのようなとき、希望企業に在籍しているOB・OGをキャリアセンターに紹介してもらえれば、アポが取れる可能性はぐんと上昇するでしょう。

キャリアセンターの掲示スペースなどに貼り出される求人票も要確認です。
求人票の中には、求人にあまり予算をかけない企業や団体の掘り出し物情報が埋もれていることもあります。大手の就職情報サイトに求人情報が掲載されない、医療系や介護系、図書館、博物館・美術館、大学職員、地元の有力企業などの求人情報が見つかるかもしれません。

“今さら聞けないこと”も聞けるかも

「個別相談」を受けられることもキャリアセンターを利用するメリットの一つです。
就職活動生であれば誰でも直面する課題や問題を「エントリーシートの添削」「模擬面接」などの方法で、個別にサポートしてもらえます。

また、具体性に乏しいあいまいな悩み、例えば「何になりたいのかが分からない」などといった悩みについても、キャリアセンターに所属している「キャリアカウンセラー」が相談に乗って、進むべき方向性を示してくれるでしょう。
さらに「自己分析ってなに?」「面接時の言葉づかいは?」などの、親や友人に聞くのは恥ずかしい、と感じられるような初歩的な質問に対しても、キャリアセンターの職員であれば真摯に対応してくれるでしょう。必要以上に遠慮したりせず、気軽に相談に行ってみましょう。

正解が一つだとは限らない就職活動では、いろいろな人の意見を聞き、様々な経験を積むことが成功への早道となります。そのための手がかりとして、キャリアセンターを活用してみましょう。

実は狙い目! キャリアセンターの就職支援イベント

キャリアセンターは「就職ガイダンス」や「合同企業説明会」「業界説明会」などの学内で行われる様々な就職支援イベントを主催しています。
このコラムを読んでいる就職活動生の中には「ピンと来る企業が参加していなかったから」「学外の説明会とスケジュールがかぶっていたから」などの理由で、学内の就職支援イベントへの参加を見合わせた人もいるのではないでしょうか。
ですが、実はそれは非常に“もったいない”ことなのです。

学内で開催される就職支援イベントには、学外のイベントにはないメリットがいくつも存在します。
「授業を休まないでも参加できる」「交通費を節約できる」「慣れ親しんだ場所で落ち着いて話を聞ける」などなど…中でも一番大きいのは、学外より学内の合同企業説明会の方が採用につながる可能性が高いということです。
学内合説に参加する企業は、「この大学の学生が欲しい」という明確な意志を持った企業ばかり。それだけに説明会をきっかけとして次のステップに進める可能性も高くなっているのです。

また、学内合説に参加する企業の大半は、キャリアセンターによる事前チェックを受けた優良企業であるため、「ブラック企業なのでは?」などといった心配をすることなく話を聞くことができます。

就職情報サイトなどを利用することで、手軽に大量の求人情報が得られるようになった昨今の就職活動には、「選択肢が増えすぎて選べない」「たくさんの企業にエントリーしないと内定が取れない」という大きな問題があります。そして、多くの就活生は連日の企業説明会や面接で体力を消耗し、採用倍率の高い有名企業から不採用とされて精神的なショックを受け、心身ともに疲弊し続けていくという状況に苦しめられています。
最近では、企業側でもこのような就職活動状況が問題視されるようになり、大手の就職情報サイトから学内合同企業説明会へと採用の主軸を移していく流れが出てきています。
それを考えるなら、まずは「学内合同企業説明会」などで自分に合った企業を探し、そこで見つからなかった場合に初めて学外のイベントに目を向けるという活動方針を取った方が、効率よく就職活動ができるでしょう。